Energy
Everywhere.
あらゆる場所へ、あらゆる燃料で、電力を届ける。
旅行鞄Sサイズのマイクロガスタービン発電機と、衛星通信による遠隔監視・遠隔制御。災害現場、離島、移動する拠点に、必要なときに必要な電力を届けるために開発を進めています。
- コアユニット
- 約2kg
- 総重量
- 10kg以下
- 定格出力
- 100–300W
いずれも開発目標値です
エネルギーの地産地消、旅行鞄サイズのガスタービン発電機が拓く電力革命
Local energy production and consumption: A travel bag-sized gas turbine generator is paving the way for a power revolution.
送電網が届かない場所がある
離島・山間部や新興国の農村部では、送電網の新設・更新に莫大な費用がかかり、経済的に見合わないことがあります。
燃料を運ぶこと自体が負担になる
離島や農村部への燃料輸送と化石燃料の調達コストが、電力の単価を押し上げています。
災害時に電力と通信が途絶える
避難所や医療機関では、衛星通信や医療機器を動かすための安定した電源が求められています。
3つの技術で、電力をどこへでも運べるものにする
発電機そのものを小さく軽くし、現地で手に入る燃料で動かし、離れた場所から見守る。この3つを一体で開発しています。
金属AMで製造する超小型タービン
金属3Dプリンタ(アディティブ・マニュファクチャリング)で複雑な形状を一体成形し、コアユニット約2kg・総重量10kg以下を目指しています。
現地で手に入る燃料で発電
軽油・ジェット燃料に加え、ヤシ油などのバイオ燃料で運転できるマルチフューエル化を進めています。
衛星通信で遠隔監視・遠隔制御
Starlink衛星通信を介して、どこからでも稼働状況を確認・操作できるシステム「Open-Connect+」を開発しています。
動画で見る、開発の現場
金属3Dプリンタでの造形から、コアユニットの燃焼試験、試作機の運転まで。開発の様子を動画でご覧ください。
金属3Dプリンタでの造形
レーザーで金属粉末を溶かし、一層ずつ積み重ねて部品をつくります。
コアユニットの燃焼試験
金属AMで造形したコアユニットに燃料を供給し、燃焼の様子を確かめる試験です。
試作機(V5)の運転試験
金属AMで造形した試作機を試験台に据え付け、運転状態を確認しました(2025年6月撮影)。
想定している用途
国内では防災・離島・ドローン給電、海外では送電網の届かない地域の電力に向けて開発しています。
実証と連携
沖縄
テストベッド・アイランド沖縄の実証支援事業に採択されました。離島環境・台風後の復旧を想定した性能評価を進めます。
インドネシア
国家研究イノベーション庁(BRIN)と、マルチフューエル対応の共同研究に向けて協議しています。
国内の製造パートナー
金属3Dプリンタによる精密製造の技術を持つ国内のパートナー企業と連携し、コアユニットを製造しています。
開発の現在地
- 2026試作機の開発と実証の準備
- 2027量産開始(予定)
- その先国内の自治体、アジア各国へ展開
